【種類別解説】抱っこひもの選び方って?オススメは?

【種類別解説】抱っこひもの選び方って?オススメは?

今や育児の必須アイテムとなった抱っこひも。

一口に抱っこひもと言ってもフタを開けてみれば布っぽいのから結構な大きさの物まであって、何がいいのか、何が違うのか分かりませんよね。

もちろんどのタイプも長所・短所があるので数個持っていて使い分けをされる方もいますし、メインの物1つで過ごされる方もいます。

 

ではどのようにして選ぶのが正解なのでしょうか?

この記事を書いている人

抱っこひもメーカー napnap(ナップナップ)

抱っこひも安全協議会幹事社。
抱っこひもの製造・販売をしています。

抱っこひもの選び方、正解は人それぞれ違う

車での移動が主でしたり、どこかに出かけるのが好きなアウトドアな方、家事をしながら使いたい方など人によってライフスタイルは違いますね。

嗜好の面で言えばスマートな見た目が好きな方、ゴツくてもいいから体への負担が少ないものが良い方、コスパを重視される方等千差万別。

この記事では抱っこひもにどういったものがあるか簡単にご説明いたします。

抱っこひもってどんな種類があるの?

世の中のニーズに合わせ、抱っこひもはどんどん進化してまいりました。

選択肢はあるけど、ありすぎても困ってしまいますね。

「ウエストベルトつき」「ウエストベルトなし」「ヒップシート」「着るタイプ」という4タイプほど、抜きだして特徴と共にご紹介いたします。

ウエストベルト付き抱っこひもは長時間の抱っこ向き

今日本では一番メジャーなタイプの抱っこひもですね。

イメージとしてはリュックサックを電車に乗る時のように前に抱いた感じ、それにウエストベルトをつけて安定させたイメージです。

肩と腰に負荷が分散されるので重たくなってきた赤ちゃんを支えるのに向いています。

首すわり前までは新生児パッドを利用すれば新生児期からの抱っこも可能ですし、新生児パッドなしでも首すわり前から抱っこが出来るものもあります。

デメリット・メリットどちらもありますが、この抱っこひもはオールラウンダーに近いと思います。

ざっくりまとめますと…

ウエストベルト付き抱っこひもメリット

・肩と腰でお子さまの重さが分散されるので長時間の抱っこに耐えられる
・サイズ調整できるので女性・男性ともに共用できる
・抱っこ・おんぶ・(ものによっては)前向き抱っこと抱っこの種類が多い

ウエストベルト付き抱っこひもデメリット

・ものによってはかさばる
・練習が必要
・密着度が高いため暑い

このような感じでしょうか。

個人的には一個あるととっても便利なバランス型タイプだと思います。

おんぶの安定感が高く、お昼寝をさせながら家事や仕事をしたい方には特におすすめ。

抱っこひも一つで済まされる方の多くはこの「ウエストベルト付き抱っこひも」をつかって過ごされた方が多いかと思います。

日本人の体形にぴったりフィット!おんぶのしやすい抱っこひも Basic mesh

ウエストベルトなし抱っこひもは手軽さが魅力

ウエストベルトの無いタイプの抱っこ紐は新生児期に特化したタイプの物も多いかと思います。

ウエストベルトなし抱っこひものメリット

・比較的使用方法が簡単で、初めての抱っこ紐でも付け方であまり迷わない
・新生児期~OKのものは体が未熟で小さい月齢に焦点を当てているので適合の時期はお子さまにフィットしやすい
・帝王切開の方や妊娠中でも使用できるものもある

ウエストベルトなし抱っこひものデメリット

・おんぶができないものもある
・対応体重がウエストベルト付きの物に比べて少ないものが多い
・肩・背中で赤ちゃんを支えるので、負担が集中してしまう

初めて抱っこ紐を使う時期は、生まれたばかりで抱っこひもの練習をしている余裕がなかなか取れない方も多いと思います。

そんな中で新生児期にサクッと使えるアイテムはとても貴重。

小さい月齢にぴったりフィットするというのもうれしい点ですね。

ウエストベルトのないタイプは、ウエストベルト付きのタイプより肩にかかる負担が大きいといわれています。

ここだけ聞くとデメリットなのですが、ウエストベルトがないということは腹部への締め付けが無いということ。

そのため、帝王切開をされた方や妊娠中の方でもご使用いただけるモデルがございます。

傷の治りによっては2週間程度でウエストベルト付きのタイプやヒップシートを医師の指導の下ご使用いただく場合もあり、個人差が大きい部分ではありますが、帝王切開をご予定の方はご検討されるのもおすすめです。

大きくなってからも大活躍!ヒップシート付き抱っこひも

ヒップシート付抱っこひもはスリング・肩のみで支える抱っこひものようなタイプより、「ウエストベルト付き抱っこひも」に近い感覚です。

抱っこひもがウエストベルト付き前抱きリュックサックであるとするなら、ヒップシートは装着する方のウエストにイスを括り付けた感じです。

こちらもざっくりまとめますね。

ヒップシート付き抱っこひものメリット

・新生児期は横抱っこの補助として、大きくなったら台座のみ単体で、長く使用できる
・乗せおろしがラクなのでちょっとの移動にも便利
・締め付けが少なく、抱っこをする人との間に風が通るので涼しい
・前向き抱っこの安定感が抱っこひもの中で高い

ヒップシート付き抱っこひものデメリット

・そのほかの抱っこ紐に比べてかさばる
・面ファスナーを使用しているものが多いので服によっては注意が必要
・抱っこひもの製品基準であるSGを取得しているヒップシートは座面を取り外しての使用ができない
(napnapのヒップシートは単体使用が可能です。また、SGと同等の製品試験を行い、すべて合格しております。)
・帝王切開の場合、傷に障る可能性があるので使用開始時期が少し遅くなる

このような感じです。

デメリットが少ないように見えますが、「かさばる」というのは荷物の多い子育て中にはかなり影響大。

でも、その分歩き出してからしばらくは長く使用できるのが魅力。

新生児期の横抱っこはもちろん、歩き始めてからもお出かけの際につかれてしまったお子さまの抱っこの補助に、寝かしつけに大活躍します。

ウエストベルト付き抱っこ紐と同様に、こちらも新生児期から大きくなるまで1つでOKなものが多いので、一つで済ませる予定の方にはオススメです。

かさばらない!たためるヒップシート Tran

着るタイプの抱っこひもは新生児期が得意

布製のタイプは色々ありますが、今回は洋服のように着るタイプに焦点を絞ってお話させていただきます。

洋服のように着るタイプの抱っこひものメリット

・密着度が高くお腹の中にいた時と似ている状況になるので特に新生児期の赤ちゃんは比較的寝かしつけ易い
・コンパクトになるものが多い
・布のバリエーションが多いのでデザイン性が豊か
・赤ちゃんを入れるだけなので簡単
・腰ベルトがないものが多いため、帝王切開の場合でも早期から使用できる

洋服のように着るタイプの抱っこひものデメリット

・肩のみで支えるものが多いので負担が分散されづらい
・肩一杯に布が広がっているタイプは腕を上げづらい
・物によってサイズがあるのでパパと共用できない
・お子さまの体重が重くなると抱っこが辛いという意見が多い
・「おんぶ」ができないものが多い
・安全ベルトがない

このような感じです。

今流行している洋服のような抱っこひもは腰ベルトなし抱っこひも同様、比較的簡単に装着が出来るので新生児期には重宝するかと思います。

また、ファッション性も高いので見た目にも楽しいのもうれしいポイントですね。

手軽さと歴史に定評のあるスリングタイプ

昔からあるスリングタイプは、斜め掛けにしてお子さまをその中に寝かせ、横抱っこするタイプです。

スリングタイプの抱っこひものメリット

・パッと入れることが出来るので、新生児期の赤ちゃんは比較的寝かしつけ易い
・布のバリエーションが多いのでデザイン性が豊か
・簡単に装着出来るものが多い
・腰ベルトがないため、帝王切開の場合でも早期から使用できる

洋服のように着るタイプの抱っこひものデメリット

・片側の肩のみで支えるものが多いので負担が分散されづらい
・肩一杯に布が広がっているタイプは腕を上げづらい
・物によってサイズがあるのでパパと共用できない
・お子さまの体重が重くなると抱っこが辛いという意見が多い
・「おんぶ」ができないものが多い

このような感じです。

感覚的に使えるものが多いため、体力の消耗が激しく新しいことを覚える余裕のない産後には重宝したとの声も良く伺います。

抱っこひもっていつまで使えるの?

抱っこひもの使用時期にある〇〇kgや、〇〇か月という記載は商品ごとに違います。

ご購入前に商品に記載している使用時期は必ずチェックしてくださいね。

また、製品としては「〇〇kgに耐えられる構造になっている」という意味合いの表記でもあります。

その抱っこひもやヒップシートの構造が、お子さまが大きくなっても使用できるかどうか先輩ママの口コミなどを参考にされてみてくださいね。

napnapのインスタグラムで、抱っこひもやヒップシートをいつからいつまで使ったかのアンケートをいたしました。

どのくらいの期間使うものなのかイメージすると必要な抱っこひもが見えてくると思いますので参考にされてみてください。

抱っこひもやヒップシートはいつから?いつまで使う?(現役ママ・パパの声)

また、抱っこひもをいつまで使うか、いつ卒業するのかはマイナビニュースさんで面白いアンケートをされていたので、リンクを張らせていただきます。

抱っこ紐は、いつまで使ってた? 使わなくなったきっかけって何?

まとめ

ざっと説明させていただきましたが、問題は自分に合ったものは何か?ということですね。

さらに、ここでは紹介しきれなかった「ラップ系だっこひも」「おんぶ紐」などもありますので、「選びづらい」というのもうなずけます。

しかし、こんなにたくさんの抱っこ紐ができたのも「こんなのあったら便利だな」と思う人がいるからかと思います。

気候や気温、家族構成、趣味・嗜好などなど、ライフスタイルは十人十色です。

自分に合った抱っこ紐を選ぶコツは、自分のライフスタイルにはどんなものが合いそうかな?と想像していただくということがおすすめです。

いくつか生活スタイルを例に上げますと…

「車に乗る機会が多い」「年子の上の子がいて共用したい」などの場合はヒップシートがおすすめです。

「おんぶをしながら家事や仕事がしたい」「密着した安定感のある抱っこをしたい」等の場合はウエストベルト付きの抱っこひもがおすすめです。

こんな感じでぜひ、使っている場面を想像してみてください。

また、ナップナップでは抱っこひも購入前の相談も承っております。

現在のお悩みをお伺いしてご提案をさせていただきますので、ご希望の場合はお問い合わせからメールを送っていただければと思います。

理想的な抱っこ紐と出会えることを願っております。


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抱っこひもやヒップシートについての質問や疑問など何でもお問い合わせください。

どれにしたらいいの?抱っこひもごとの違いは?などの購入相談から「これって付け方あってる?」などの装着方法の質問まで、スタッフがお答えいたします。

また、お子さまの月齢や体重、装着者様の体形に合うかでしたり、だっこひものお悩み、どんな抱っこをしたいかなどを教えていただければスタッフがお客様に合ったおすすめの抱っこひもを提案することも可能です。

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公式instagramでは正しい付け方や装着のコツ、お客様に着用していただいたお写真も公開中です。

イベントも定期的に行っておりますのでぜひチェックしてみてください。

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